お通夜

親族だけの密葬で行われた。従兄の子供、つまり姪っこと甥とお正月以来の顔合わせだ。姪っこが小学二年生で、甥が年長だと、たった半年会わなかっただけで随分可愛らしくなっていた。
お通夜の前に祖父と棺桶越しに会った、まるで昼寝をしているように安らかな顔だった。その瞬間に亡くなってしまったと実感した。そして涙が込み上げてきた、同時に思い出される祖父との思い出。もっと孝行しておけばよかったと後悔する。
そのあと一時間ほどは僧侶を待つ。
お通夜が始まる。チーンと音がやけに響く、改めて祖父が亡くなった事を実感した。涙を堪えながら、僧侶のお経を聞く。内容は少し理解できた。途中、木魚の音がうるさくて思考停止する。
そして焼香をする。
そのあとまた僧侶がお経を唱えて下さった。だからたぶん三回お経を唱えてた。普通のお通夜では一回で済まされてしまうらしい、なのでいいお通夜をあげることが出来たと思う。
お通夜の後は全員で食事をした、お寿司とかいろいろ出てた。何だかんだでたくさん食べて飲んだ。色々話をした。
そして我が家に帰りました。